―領主の墓場(>>4:236)―
[鼻歌まじりで墓を綺麗にしている。
いつものようにこの世のものではない親友と、話をしていた時だったろうか。]
え、いやだからさ。お嬢には少し寂しい思いさせてっけど
ここの仕事実入りもいいし、結構、色々変な伝手があるんだよな。ここの領主サマ
[などと話し込んでいたら、ペンギンの着ぐるみを来た親友がすっと消え失せた。
黒いフードを被った墓守は、それで人が来たことを察する。]
おやまあ。
これはこれは、領主サマ以外の客人は久し振りだな♪
俺はここの墓守。何やってんの、お前達。デート? デートか?
[何やら墓場には似つかわしくない、明るい笑顔の男がフランツに話し掛けた。]