[ガラス細工よりも繊細な、優美な氷の細剣が俺に迫っていた>>*34] まじかよっ!?[慌てて防いだその一撃に、ひらりと赤色の花弁が舞い落ちる。花弁は極寒の中にも咲き誇り、そしてごう!と音を立てて、霜の上で燃え上がりすぐに尽きた。俺が、氷華の刺突を咄嗟に受けたのは銃身。何が問題かというと、ひらりと傷がついた様に赤が剥げ落ちた塗装。くそ、熱の力は全部ここなのに!]