― とある朝:練武場 ―[重い衝撃が右の腕を走り抜けていく>>*33片手剣同士とはいえ、カレルの斬撃を受け止め切れるかは分からない。だから受け流すを重点に置くことは決めてあることだ。ガツリ。と、鈍い音が響く。互いに動きを止めない攻防は、型の応酬に見えようか。彼の身体が低く沈む。次に来るのは、]!![予想通りの剣の突き。ただ、早い。思ったよりも早い攻撃に、一瞬目を見開いた]