人狼物語−薔薇の下国

479 月夜に吼える獣の宴


【赤】 韋駝天 ヤコブ

 んなら、試してみろってんだ!

[挑発するかのような声>>*31に応え、風は一層強さを増す。
 この力を直接攻撃に使うのは、滅多にないことだった。
 尾羽や袖口の羽根を揺らす上昇気流に自身が飛ばされないよう、重量を掛けた足で一歩を踏み出す]

 おらぁっ!!

[閉ざされた視界の中、先にノトカーが居た場所目掛け、大きく数歩踏み込んで幅広槍を突き出す。
 砂嵐の中薄らと見えた影は、ぶつかる瓦礫により徐々に削られ、槍を中心に突き立てられれば一瞬で崩れ落ちた。
 しかし、そこには実体あるものを刺した手応えはない。
 勢いのまま数歩進めば、ノトカーの姿そのものがそこにないことも知れた]

(*34) 2017/05/03(Wed) 20:52:47

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