お前との思い出は以上だ。 ……まだ聞きたいならばいくらでも話せるが、 それは結局、別の選択肢を生きた別のイングリッドだ。今のお前とは違う。[ 4周目と6周目を飛ばし、テオドールはそんな風に締めくくった。 ] ……これを聞いて、 お前はどうしたいと思う。 俺は、こんな思い出を持って居てもなお、 部下としてお前を扱える魔王だ。[ イングリッドを見つめた。 ] 失望したなら出て行け。 今なら追わぬ。**