人狼物語−薔薇の下国

479 月夜に吼える獣の宴


【赤】 闇炎虎 タイガ

そ、の、足癖の悪さも...親父譲りか?

[ 狼の脚は、人のそれより素早く危険だ。
男は、その動きを牽制するように眼前で刀を横薙ぎに揮う。

空気を裂くように振り抜かれた刀は、ごう、と一瞬渦巻くような熱風に包まれて、忽ち燃え上がる炎を纏った ]

全く、こんなに早くこれを使う事になるとはな。

[ 脚と右手は完治している、が、最後に狼の爪を喰らった右肩からは、まだ血を流したまま、燃え上がる刀を青眼に構え、男は歯を剥き出して笑った ]

来い、犬ころの、くそ餓鬼。

(*31) 2017/05/01(Mon) 23:50:07

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