人狼物語−薔薇の下国

389 ルー・ガルー戦記 8 〜海峡攻防戦〜


【赤】 モルトガット皇帝  アレク トール

  
 「勝てなかった」と「敗北」は別物だ。
 
 対ウルケルの利は、ウルケルが「勝った」と自覚するだけで達成できるものだ。
 公的に認める必要はない。
 逆に、認めることで「敗北」を歴史に刻まれた帝国臣民には傷が残る。
 その代償は永続的だ。

 また、植民地の独立の気運をあえて誘い、戦争を起こす必要を俺は感じない。 
 軽率な連中は武力蜂起する前に潰す。

 俺は、世界の海をひとつにするためにウルケルに戦争も辞さず挑んだ。
 だが、国内の害毒を洗い流すために戦争をしたいとは思っていない。

  俺たちの望んだ未来は──もっと輝かしい。
  違うか?
 
 

(*30) 2015/11/19(Thu) 23:24:11 (enju)

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