ああ、綺麗だったものね。
それで持ち帰ってきてたのか。
[正直に難航を告白するレトに、なるほどと頷く]
鍾乳石って意外と脆い部分があったりするらしいものね。
文様も気になるだろうし、細かい細工は大変そう。
ふうん。
[何を作っているのかは途中で誤魔化されたけれど。
その手元を見ていると、何となくの予想はついた]
……うん。
それはまた調べてから作り直すのもありではない?
どうせ作るなら、自分でも納得のゆくものにしたいでしょう。
[それなら役に立てるかもしれない。
そう思ったら、続きを口にしていた]