[『紅雷』と彼の呼ぶ刀が、一瞬にして蔦を斬り払う>>*26。 それが抜けない可能性をこちらは知らず、ただ抜刀の鮮やかさを見る] そう、"これ"では切られてしまいますね―― ――っと![刀を戻す動きと共に飛ばされたのは、術によって編まれた一矢。 咄嗟に杖で弾くように払う。 直撃は免れたものの、得物を走った雷撃は右腕にしびれを齎す]