あー……やっぱ、そうなっちまうんかねぇ。
[住処を追われ追われて彷徨った過去を思い出し溜息をつく。
そこに持ち出された物騒な提案>>*24]
そうか、なら今すぐにでも――と言いたいとこだけど。
駄目だ、動けねぇ……。
[治癒能力もない身では、とても一日二日で治せそうもない負傷である。
首謀者が現在何処で何をしているかはわからないが、逃亡を図るには十分過ぎる時間だ]
……ま、降りかかる火の粉は払えってんなら、そうするしかないのかねぇ。
[過去とは違い、今の村人たちは自分を受け入れてくれている。
追われたくないのなら、戦い、信頼を勝ち取るしかないのだろう。
そのための力は既にあると、この戦いは示してくれたのかもしれなかったから*]