……っと![杖が地を突く動きに応じるように、伸び始める草の蔓。>>*25とっさ、掴んだのは『紅雷』の柄] ……ここで抜けない、はナシだぜ、『紅雷』……![呟きながら力をかける。刀は抗う事無く、抜刀の勢いを乗せて蔦を切り払った] 刃で切れるなら、全然マシ、ってな![軽口めいた口調で言いつつ、振り切った刃を正面へと戻す。その動きに乗せるように、赤の煌き帯びた雷撃の矢を一矢、放った。*]