おめぇにないもんで勝負しようと思ったら、こうなっただけだ。
[ふらつきながら起き上がる相手に、少なくないダメージを与えたことを見て取り口の端を持ち上げる。
とはいえ彼とは違い、こちらには止血の手段はない。
左肩から流れた血が、シャツを紅く染め、その内側の羽根が段々と重くなっていくのを感じた]
はっ、そうさなぁ……。
[ノトカーの問い>>*18に目を細める。
昼行性の鳥である自分は、夜目は利く方ではない。
月明りが射し込むのみの薄暗い現状では、猫である相手に対し不利なのかもしれないが]
ただ外に出るってぇのも芸がねぇ。