[ ファミーユの瞳に過った翳の理由はディークには判らないが、彼女が心から在るべき場所に戻りたがっているであろうことは想像するまでもない。だから、卵の探索に協力するという意志を見せる相手に、どこか気遣わしげな視線を向けた ]
ああ、夢幻竜の卵だ。どうも情報が少ないんだけど、この狐火が探索を手伝ってくれるらしい。
でも、無理に手伝わなくていいんだぜ?俺は...ちょっと責任もあって投げ出せねえ立場なんだけどさ、貴女は巻き込まれただけなんだから。
[ それでも根本原因をなんとかする方が確実だとファミーユが言うなら、卵探しに戻る事に、無論否やはない* ]