[何度か頭を振った後、私はゆる、と瞳を開く。夢の世界へ来た時よりも、周囲が暗く見えた]……………[それが何なのか、原因は全く理解出来ない。私には悪夢の影響を受けた自覚すら無かった。足を止めていたことで狐火は願っていた方向へ進むことと、私の傍へ戻って来ることを繰り返している。その奥に、もう1つ同じ光を見つけて、私は強く眉を寄せた*]