―西寮・自室:実技試験の終わった夜―なーなー。[ベッドに腰を下ろし、膝の上で頬杖をつく。見上げるような仕草でルームメイトの顔を伺った]購買のおばちゃんからさ、ケーキの注文請けてるだァろ?俺、知ってるぜ。ほォら、情報網はそれなりに持ってるからさァ。[ふふんと鼻を鳴らして]――――で、だ。ついでにもう一個、おまえに頼めねェかなと思って。せっかくだからよ、東の寮長の分も作ってやろうぜ。[と、自分のケーキプランをカークに話す]