……そう、くる、か!
[旋回から、叩きつけられる尾の一撃。
直撃はさすがに御免、と風の障壁を張り巡らせた上で、大きくは避けず。
叩きつけられる勢いに乗ってそのまま転がり距離を取った]
……さすがに、これはきつい、が!
[致命には至らない、と言わんばかりに立ち上がり、弓弦を引く。
相次いで放たれる矢は何故か騎士ではなく、その周囲の地を穿って突き刺さった。
突き刺さった矢が淡い真珠色の光を燈すのを見やりつつ、弓弦をかき鳴らす。
そこから再び飛び立った風の刃を騎士へと向かわせつつ、幻燈師は翼を羽ばたかせ、宙へと舞った。**]