人狼物語−薔薇の下国

479 月夜に吼える獣の宴


【赤】 韋駝天 ヤコブ

 はっ、何処まで余裕ぶってられるかね!

[ゆらゆらと揺れる尻尾。
 あくまで状況を愉しむという相手>>*21を、打ち崩さんと意気込む。
 その相手の身は、影の足場に押し上げられ、次の瞬間にはこちらの頭上にあった]

 なるほど――宙を翔けるのはおめぇも同じか。

[分散した影により生まれる足場。
 ノトカーはこちらを翻弄するかのごとく、足場を蹴って縦横無尽に駆け回る。
 その動きは視界を振り切り、そして左側から迫る鋭い気配と風を感じた]

 んなら――"下"はどうだあっ!?

[素直に受けたなら、防御は間に合わぬタイミングの一撃。
 しかし、左肩を鉤爪が掠めた瞬間、こちらの身は大きく下へ沈んだ。
 単にしゃがみこんだのではない、巨大な重量を掛けられて屋根そのものが撓んでいたのだ。
 そしてぎりぎり重量を耐え切った屋根が元に戻る瞬間、こちらも自身の重量を戻しながら床を蹴る。
 重量を上方への加速に転化しつつ、下段にあった幅広槍を上へ向け、相手の胴を狙うべく振り上げた*]

(*23) 2017/05/01(Mon) 22:29:12

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