人狼物語−薔薇の下国

532 天命昇華


【赤】 赤虎目石の剣士 イェンス

 ……は。
 んじゃ、ここはどうしたしまして、と返しとくかね。

[切っ先と共に向けられた、皮肉めいた礼に微か、口の端を上げる。
向けられる刃、知らぬはずのそれ。
閉じた意識の奥がざわめくが、それが何を意味するかはわからないから、そのまま押し込んで]

 ……間合い的には、『紅雷』の方が楽なんだが、なぁ……。

[抜けないんじゃ仕方ない、とそこは割り切っている。
それに、この場合は小回りの利き易い『龍爪』の方が楽だろう、とそんな思考もあるからぼやきは続かずに]

(*23) 2020/02/22(Sat) 20:49:15

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