そなたは火の術士か。 私にとっては、相性の悪い相手だな。[足下の氷が厚くなっていく。自身を中心に、静かにひたひたと、氷の範囲を広げていく。] 私の武器は凍らせた相手を砕くためのものだ。 しかし炎の加護持つ者は凍らせづらい。[外周に集まりつつある熱に対抗するように、周囲の気温を下げていく。霧のいくらかが凍り付いてきらめくほどに。]