[一方で、暴風ダーフィトは対戦相手の名を告げなかったが、捧げられたのは最上級の賛辞。>>*17] ウォレンはそこか。[この世界の何処かにいることだけは、微塵も疑っていなかった響き。一国の皇帝を個人名で呼んで、彼処で繰り広げられているだろう虎と風の戦いの余熱に身をさらす。]