[シロウに声をかけ一度席を立ち、自室にいって茶葉を用意して戻る。届いた時の包のまま、茶葉の入ったそれを教官へと手渡した。] はい、どうぞ。 親類の作ったものなので、お代は結構ですよ。[そういって渡した包の、差出人の名。端に小さく書かれているのは、かなり前に現役を引退した、知る人ぞ知る二刀流剣士の名――…。――――――――テオドール・フェルセン、と。]