人狼物語−薔薇の下国

381 四君子繚乱


【赤】 雷華の僕 ルートヴィヒ

[捉えた、と思った。
双牙は獲物に食らいつき、引き裂こうと顎を開く。

しかし、食らいついた瞬間に、その姿が掻き消えた。>>*14]

 ッ、

[聞える声の出所は、頭上>>*15
まるで幻のような虚像と、本体の区別はつけられない。
しかし、声が出されるのであれば、話しは別だ。

男は空いた左手で大地を捕え、全店するように体を反転させた。
身体の前に構えた刃が、ギン、と鳴る。

受ける手首に走るは衝撃。]

 ッ、く

[刃を支えるように、峰に沿えた左の指先から、バチンと火花が生まれ、刃が帯電する。]

(*19) 2015/10/07(Wed) 16:17:36

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