ああ、おれっちも……能力をここまで使ったの、初めてかもしれんなぁ。
[力尽きて倒れるまで力を使うなど、逃亡生活時代も今の仕事をするようになってからも、あってはならないことだったから。
こうして対戦した相手と転がっている状況が奇妙でもあり、どこか爽快な気分でもある]
んー……そうだなぁ。
[問いを投げられれば少し考えて]
なーんか仕掛け人についてちょっとは詳しいみてぇだし、まだおれっちに言ってないことあるなら教えてくんねぇか?
[関わりを匂わせつつも誤魔化された部分について訊ねてみる]
あとはまあ、――やつらに追っかけ回されずに済む方法とかな。
[自身の目的はあくまで安住の地へ戻ること、なれどこちらに目をつけた連中を引き連れて帰還すれば、村の平穏は壊されるであろう。
問い掛けノトカーに向ける眼差しは真剣だった**]