居合わせたのが、世馴れたあなたで良かった。置いて逝かれるのはもう御免ですから。[しずかなコエがゆっくりと胸に落ちる。 独り黙り込む時間は二度と味わいたくない]ノイモーントはノイモーントのままに。その上で道が重なり合う事があるなら、…嬉しい。[裏切り、か。小さく呟く。 この場の誰かを確実に喰らうつもりでいながら なんとか日常に踏みとどまろうとする皆の顔を眺めた]