人狼物語−薔薇の下国

497 堕天の服従試験


【赤】 邪眼の怪物 クレメンス

[時に。
 邪視を司る怪物は、怠惰な癖して俗流であった。
 “月刊 天使の飼い方”の定期購読者であった。

 永き時の中に在っては、大概の享楽を経験してしまうもの。
 ついうっかりと、スライムプールならず自前の触手プールで未熟な天使を受肉させてしまう程度には、玩弄の術も持つ。

 だが、脳裏に届いた聞き知った声には気配だけで笑い。]

 彼が欲しがるなら、いずれ褒美にでも与えよう。
 
[緩慢な物言いは、されど傲慢。
 単一種にありがちな性質を覗かせて、話半分耳を傾ける進捗。
 他者に教えを乞う龍人>>*6ほど素直に出来ては居ないが、覗きは趣味のひとつであった。]

(*18) 2018/03/21(Wed) 21:06:51

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