[自分が勝手に何かを感じ取るように、相手も自分から色々感じ取っていたらしい。
何せこのような場所だ。さもありなん。勝つにせよ、負けるにせよ。相対したものの願いを汲み取って進むのが自分の考えた筋道。]
んむ?そうかそうか。
[膝を突く。というのはあるが、地に伏せられるよりは、自らの意志で倒れているほうがいい、そんな矜持もあるが]
はっはっはっ!こちらこそ進もうとする道筋がどのあたりか見えた気がする。
んむ、ヴィンセントは強いな。俺は俺でまた鍛えなおしとせねばならんようだ。
[穏やかな笑みを浮かべるヴィンセント>>*16へと豪快に笑み返して言いつつ、裂傷を帯びた左肩を右手でつかんで、ぐぐっとしている。
そして負けたなら、当然また鍛えるのである。
やられたからといって、くよくよ悩むようにできてない...は、次を目指すようにして、体を起こし、相棒を探すように顔を動かした**]