[ 鎧に盾、次々と形を変える生きた武具を纏った海蛇竜は、左肩に届いた魔光にも怯まず、続く連撃を耐え切って見せた。>>*12 ]お褒め頂き、どーも。[ 強いとの評には、謙遜のカケラもなく、にっかりと笑って応じ、ばさりと一度羽ばたいてさらに高みへと昇る。 ]あんたもなかなかのもんだ、ベルティルデ。『よくぞ受け止め切ったもの。賞賛に値する』[ 竜の声はひとつ、けれど、その口調が時折違うものになるのを、ベルティルデは気づいたか。 ]