[殺到する氷の楔を、前へ転がり付き抜ける様に避ける。
ビシビシと掠る、氷の、冬の冷たさは切り刻まれるみたいだ。けど]
せえぃ やああぁっ!!
[ガウン!!と低姿勢でつっぱしりながら、氷華の足を狙い撃つ]
あんたなっ!
現に従華として紺野を使ってるじゃねえか!
そりゃ人間をどう扱うかは神様の勝手かもしれないけどさ!
それをどう協力して貰うか、心を尽くすのも王様の役割だろ!
[凍える寒さの中で、思い切り主張を吐き出しながら氷華に迫る。
いくら銃が強くても、遠距離で戦う神様の得意な土俵じゃキツい。
――――どうせやるなら ゼロ距離射撃っ!!*]