……私が、私たちは。 人狼じゃなかったらって思うけど でもだからこそこうしてゲオルグと 話せるのは、良いね。 それも、いつまでか分からないけど。[花の数だけ娘の命が削れた証。 夢の中とはいえ生きるために咲かせた花は 色とりどりに美しいけれど。 それは、娘の命の代わり] ……そう言えば。[すっく、立ち上がる。 ぱさりぱさりと花を落としながら ゲオルグの方へと近づいては手を伸ばした。 そっと、その腕に触ろうと]