[水盤の向こうで、いつもの彼が盛大に料理まみれになると、会場の提供者は仄かな笑みを浮かべた。心を害した様子はなく、むしろ面白がっている風情。] ―――なに。この程度は余興の内であろうよ。 今年のフォーチュンクッキーは、いささか物足りなかったことだし、な。[謝罪を紡ぐレナルド・バルバストルへも>>*9 笑みを向ける。]