血──…は… … 足りそうにないな……。[ぽつ。と返したのは、短い応え。その裡に秘められた熱>>*13に気づく余裕は今はないまま、どこか苦笑するような響きで囁きを意識に乗せた。ギィの剣が、己の肩を貫いている。流れ出る血に、勿体無かったかとだけ少し*思った*]