せいっ![ 掬い上げるようにして夢魔の胴をはらった一閃は、その胴を見事に真っ二つに断ち切った、が、二つに別れた芋虫もどきは、まだうねうねと動き回って、ディークとファミーユに向かってくる。粘液を滴らせた蟲の触角のような部分が、ゆらりと伸びて、二人の足を絡めとろうとした ]