[やがて目の前で起き上がった白い狼の、その透き通ったガラス玉の瞳をじっと見つめた。] …あ、ありがとうございます。[その一言に胸がつまってしまい、ようやく搾り出すように返事をする中。大切な幼馴染>>*14の叫びと、遠吠えのような風の音だけが響いていた。]