[細まる琥珀に映るのは、低く身構えた姿勢。だが、その瞳はしかとこちらを見据えている。] ――…本当に。 よくぞここまで――――……。[微かな呟きは、果たして彼女の耳にまで届いたか否か。だが、穏やかな声音とは裏腹に、“両の手”にした木刀を“それぞれ”に構える。] ………………でも、な。[ギラリ――瞳に宿るは獰猛な色。]