[跳躍しての薙ぎは相手を空から落とすに至る。
だがメルヒオル自身も相手>>*9のように自由落下により着地せざるを得ず、追撃は叶わなかった]
飛べなくても跳べる。
[むしろ飛べるが跳んだ、と言った方が正しいか。
ランスの威力を活かせるのがこのスタイルであるために変化したが、相手は宙を舞う者。
こちらも飛ぶべきか、との逡巡は短い。
何も無き弓から光の矢>>*10が放たれたためだ]
100年…は、若くない?
[余談めいた疑問は自問に近い。
その自問も直ぐに意識から遠退き、放たれた光の矢を迂回するように駆け出す]