[ >>13突然、大声で話しかけられ、ゆっさゆっさと揺らされる。あまりの衝撃に、きつく閉じられていた瞼が開いた。目の前にある、懐かしい顔。群青の海の底、きらきらと光っている。流れる銀髪の前髪、燃える夕焼けのような朱い瞳―― ]……ユ……ーリエ……?[ 名前を呼ぶと、その名の主は嬉しそうに微笑んでしがみついてくる。ぼうっとしたまま、その後ろ髪を撫でて。 ]