[幾度目かの跳躍、その頂点で右手を天に翳す。そこに生み出されるのは、真白の刃備えし大鎌。右の手にそれを提げた状態で、左手で音色を一つ、紡ぎ]……はっ![低い気合と共に、手にした大鎌で生み出された波動を二つに断ち切る。断ち切られた二つの波動は安定を欠き、不規則な弧を描いて、駆ける影たちへと飛んだ。*]