……耐え難い、か。[いつか、贈り物の相談を受けた時とどこか似た空気。彼と自分の間には認識の相違や隔絶は確かにある、けれど] ……きみは、きみの求めるままに駆ければいいと思うよ。[ぽつ、と落としたのはこんな呟き。止めた所で止まらないのならば、その躍動を魅せてほしい。それもまた、偽りのない願い。狼が狼としてあるがままに生きる姿を間近で見たい、という熱はずっと持っているものだったから]