―― 一年後:練武場にて>>*7〜 ――[フレデリカと出会って、そろそろ一年となる。卒業まで、残すところ僅かとなり、彼――否、彼女に剣を教えられるのも、あと僅か。] ……手加減なし、か。 いいのか? 本当に。[口元には、自然と笑みが零れる。一年前に対峙した時。まだ荒削りではあったが、随所に光る片鱗が見えた。それが輝きを増していくのを、一年間この目で見守っていたのだ。]