……申し訳ありません。出すぎた真似をしていること、承知しております。
……しかしギィ様。お言葉ですが。
私の背は、ギィ様を背負えるほど大きくも強くもありません。
私は只、ギィ様の進む道の露払いをしたいだけなのです。
[主から零れる言葉>>*8に淡々と返すさまは、果たしてどう伝わるのか。
ギィが自分の事に集中できるよう、ということらしいが。
とは言え、その考えそのものを「背負われて」と言われれば、回答に詰まるのだろう。
しかし、それもまたクレステッドの本心ではあるらしかった]
……不器用ゆえ確約は出来ませんが。
ギィ様を怒らせるなとのご命令、確かに聞き受けました。
[言葉に滲んだ微妙な色>>*9を察しつつ、それでもなお堅苦しい返し方しか出来ないこの男。
自分で不器用と称するだけのことは、確かにあるらしかったが]