中々……おもしろい、な!
[いきなりの変化やら空への突撃やら。
これまで、お目にかかったあるか、と言われれば、さすがにない]
100年とちょいと生きてるが、こんな相手は見た事ない!
[どこか楽し気に言いつつ、地に着くや後ろに飛びずさって片膝突きの姿勢で弓を構えて引く。
何も番えぬそこから飛び立つのは、真珠色の光の矢。
とはいえ、それは当てるを目的としたものではなく、牽制の射撃。
矢を放った後再度飛びずさった幻燈師は、改めて弓弦を引き、天に向けて矢を放ち]
……散れ!
[それに向けて言の葉ひとつ、放つ。
応じるように、放たれた矢は無数の小さな矢となって、騎士へ向け飛んだ。*]