俺は、お前が最期に「地獄の底から蘇ってでも、君に牙を突き立てるからね>>4:*26」と喝を入れてくれたから。自分の身と命を投げ打って、俺を生かそうとしてくれたから、ここまで頑張れたんだと思っている。俺が一歩踏み出すための、大切なきっかけをくれたんだ。そうでなければ……皆の前で自分の正体を明かして、楽になろうとしたかもしれない。[もしそうなら、きっと今とは正反対の結果だったろうなと苦笑する。]ありがとう。お陰で俺はお前に堂々と胸を張って、自分の道を進むと報告できる。