[そして、場面は変わる。] [兎の数は、信頼と親愛の蓄積。嫌いなものにはとにかく噛み付くくせ、一度懐くと際限がない自分を犬だと揶揄する者も居たが、棚に上げた。言いたいことはわからなくもない。あれだけガルガル噛み付いていたのが、急に態度を軟化させたのだから、何かあったのだろうと好奇を抱くのも。]