[こんなことは、初めての経験だった。チャールズと意識繋がったときのことは、覚えていない。覚えていないほど昔から、彼は自分の側にあった。だからこそ、彼が自分の守役に任じられたのだろう。幼い自分は、他者とは同じように会話できないことを───父であってさえもだ───不思議に思いながら、常に側にある感覚を当然のものとして育ってきた。]