[とはいえ、変わらずマウントは取ったままだし少女の腕も拘束したまま。
ただ、間近にあった少女の首から顔を離して、困った顔で微笑みながら見下ろして]
…さっきも言ったけれど。
私、他人の勝手に流される程お人好しじゃないの。
それも、こんな事に巻き込んでくるような連中の思惑に乗るなんて。
考えただけでも真っ平だから。
これで決着ってことに、しておかない?
[そもそもこの場を作り上げた奴らの意図とは関係なく、少女の命を奪う事は望んでいない。
これは明らかに致命傷になり得たはずだ、と。
首筋につけた牙の痕に触れながら、問いかけた*]