[>>1:*59 夜風と共に紅い髪を揺らして足音も立てずに オレの寝台に近寄ると…白い指先でオレの胸元をはだける。*牡丹*の香がかすかに漂う。覆いかぶさるように オレの身動きを封じて耳元で囁きが生まれる] ――さぁ、これで君は、我らのモノだ[突然の痛みと重苦しさで意識が呼び起こされる]……ぅあっ!? や… なに…[気付くと視界に広がる紅い髪 絡め取られる我身と思考…その紅い牙の口付けを…為す術も無く受取り…甘く痺れるような痛みに身を焦がす]