そうか。[ 地の泉の水面にも友の姿が映し出され、涼やかな風の如き声が聞こえてくる。茶会を催す余裕があるのなら、天に異変無き事は確実だろうと、返した短い言の葉の内に滲む安堵の色は伝わったか ]こちらも、どうやら仙花の手がかりは掴めたが、今は皆を休ませている。ああ…[ 苗床への護りは怠らずあるという言葉と共に、空の備えも、と、伝えられると、僅かに目を細める。指先を伸ばし、静かに水面に触れると、蒼龍の木気の近くに鮮やかな火気の気配も感じ取られた ]