[快く了承してくれるシェイの頭部を、垂れた耳を優しく撫でる。くいしんぼうな注文に、クスクスと笑い零した] ん、解った。 主に食料の調達…、ね。[常よりもずっと饒舌にそう告げると此方を気遣うその言葉に、申し訳なさそうに眉を下げた。今の自分を襲う輩は、きっと――狼では無く、うさぎ仲間だろう] ありがとう。 ん、――行って来る。ゆっくりと休んでろよ。[不思議な心地に包まれていたのは此方も同じ、か。そっと手を振り、元来た道を辿ってほらあなを後にした*]