どう考えても、今は逃げる状況に違いないだろう!!![言い置いて、足早に廊下をすたすたと歩きだす。追いつかれて根負けして、「まぁ髪の毛をもふるくらいなら…」と、つい折れたりもしたのだが、その時点で横を通過したラムスドルフ隊の隊員が何かぎょっとしたような顔でこちらを見ていたことには気づかなかった。]