……ごめん。『虚無』の干渉がある間は、名を紡ぐ事はできないんだ。[だから教えられない、と返し。謝罪と共に引きさがるユーリエに向けるのは、穏やかな笑み]でも、だからこそ。きみたちが戻って来た時に、ちゃんとそれを伝えたいんだ。同じものを支える者としての、自己紹介として、ね。[それは偽りない気持ちだから、真っ直ぐに告げる。……戻って来た時には、違う意味で驚かす事になる、という予想はあるけれど。それは今は、表に出さず。**]